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むこうぶちをもっと知ってもらいたいので1巻の前半をレビュー

みなさんはむこうぶちという麻雀漫画を知っていますか?

 

麻雀漫画の中ではなかなか長寿の作品で作風はピカレスクロマン。今も近代麻雀という雑誌で連載中。

 

この物語の基本軸は「傀(カイ)と呼ばれる謎の男性が、雀荘に現れては勝って消える」というもので、ミステリアスさ+リアルさがこの作品では描かれています。

■絶対に勝って消える主人公

 

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「御無礼」という言葉とともに勝利をおさめてしまう傀というキャラクターがこれまたかっこよ怖い。どんな戦略やイカサマにも最終的には勝つんですこのお方。

ざっくりあらすじ・ネタバレを綴ってみます。

 

■水原祐太と傀の出会い

一話目。水原祐太という青年が牌王位決定戦で研修プロとして参戦するところから始まるんですね。このキャラクターは一度退場しますが後に出てきます。

 

なんやかんやで一位を獲ったもののタイトルではなく本当の強さを欲していた祐太は「東空紅」という雀荘でという人物と出会い対戦を強く希望した。傀の打ち方は化け物じみていて、それでいてスマートな感じです。この時点でかっこいい。

 

■水原祐太VS上島

二話目。安永という男と傀が訪れるという東空紅という店にきた祐太。そこで上島という男と戦うことになったが、上島の狡猾な打ち回しにより敗退。傀と卓を囲むことすらできなかった。

祐太の悔しさ・無念さがラストシーンで出ていた…。それでも麻雀を諦めない強さはあったんですね。

 

■傀のおかげで強くなれた祐太

三話目。対局を重ねつつもあいかわらず不調だった祐太は、「見学」にまわることにした。恥を晒してまで「見」にまわる大胆さは安永も評価していた模様。

 

そこで傀の打ち方を後ろから見ていた祐太だったが、この言葉に突き動かされた。

 

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「御無礼しました。ここで勢いを殺せませんので」

 

その言葉にインスピレーションを受けた祐太は東風戦での勝ち方をつかむ。「"鳴き"はメンゼンで和了れる流れを作る布石なんだ!」

 

今まであまり鳴かなかった祐太は積極的に鳴くようにして「勢いをつけた」

そうして傀とは卓を囲めなかったものの、東空紅で初めて勝利をおさめた。

 

 

この水原祐太というキャラクターは傀の魅力・異様さを引き立たせるいい人物だと思いました。狂言回しポジションでもありましたがこのキャラのおかげでストーリー展開がわかりやすい。

 

ただ、闘牌描写についての解説は今ひとつ自信がないのでサラッとなでている程度で紹介しました。

 

基本的に数話以内でお話の決着はつくのでオムニバス形式のマンガと分類してもいいでしょう。とにかく傀含む登場人物がリアルである意味人情味がある作品かな、と感じます。

ピカレスク特有の味わい深い非合法の空気!

 

もし麻雀漫画を初めて読むなら「むこうぶち」がおすすめです。闘牌描写も丁寧ですし、オムニバス形式なので!